もちろん、FXトレードという投資にも「リスク」がついてまわります。すべての投資にはリスクがあるといってよいかと思います。
どういったリスクがあるのか?取引を始めようとする初心者はしっかりと把握しておきましょう。
一番大きなリスクは、相場変動のリスクです。また、元本の保証もなければ長期運用における利息もつくことがありません。
証拠金の数倍から数十倍のトレード、レバレッジを使用してのトレードということで、儲けられる額も大きいのですが、損をしてしまう額も大きくなってしまう場合があることを忘れてはいけません。
大変大きなリスクを持った投資であると認識しておいて下さい。
しかし怖がってばかりでは投資はできません。このようなリスクとなりうる要因を知っておくことで、都度、的確な対処をして損を少なく抑えることは可能かと思います。
初心者にはわかりにくいかもしれませんが、FXのリスクとなりうる要因を大きく分類してみました。参考にしてみて下さい。
(1)金利変動によるリスク⇒各国通貨の金利差を得たり払ったりする「スワップポイント」によって、低金利とされる通貨で高金利とされる通貨を買った場合には、その金利差が利益となります。
各国の金融政策における金利変動というものが「スワップポイント」の損益率に直接関係することになります。
こういった為替相場や各国の金利政策が、予想外の変動を起こした場合に、高いレバレッジを設定しているほど損失が大きくなり、高リスクとなります。
(2)為替相場の変動によるリスク⇒為替相場は、短期間短時間の間で大きく値動きがあったりもします。
予想外の値動きをしてしまう場合もあって、それにより損失が発生することもあります。
特に50倍・100倍程度の高いレバレッジ設定の場合では、たった1円といった値動きにおいても数万円~十万円の損失となる場合もあります。
(3)ネットワークトラブルやシステムダウンによるリスクがあります。
ネットを利用しトレードを行います。パソコンの画面上で取引注文をしていきます。パソコンの不調やネットワーク環境においての不具合が発生した場合には取引自体ができなくなってしまいます。
その間に相場が大きく動いてしまって、儲けられる機会を逸してしまったりとか、または損失を止められなかった、といったリスクも考えられます。
こういったリスクを回避するには一定以上の損失が出てしまった場合にそれ以上にならないための『ストップ・ロス注文』が効果的といえます。
(4)取引業者は安心?⇒1998年に外為法が改正され、企業・個人について外為取引が自由になりました。
取引業者には零細企業も多くあって、倒産リスクを抱えた業者も数多くあったそうです。
「改正金融先物取引法」が成立してから、証拠金を保全するといった投資家を保護する姿勢が見られない業者もありました。
預け入れた証拠金がしっかりと管理されている業者であるか?証拠金を信用銀行などに預託している業者であれば安心であると思います。