損益の仕組み

イミミン

2009年11月03日 13:05

相場において、円の価値が上がれば(円高になった)少ない円で他の通貨と交換ができます。
円の価値が下がれば(円安になった)他の通貨と交換する為に、より多くの円が必要となってきます。
”円通貨の価値が上がった/下がった”、”異なった2国間の通貨を交換する”これがFX取引を始めていく上でも重要なキーワードとなることを初心者のうちに十分理解しておいて下さい。
例を挙げてみます。1ドル=98円でドルを買いました。為替相場が101円(円安・ドル高)になった時点で、そのドルを円に戻したら、101円が手元に入ります。3円の利益が出たことになります。
それとは逆で、1ドル=98円でドルを買いました。為替相場が97円(円高・ドル安)になったところで、そのドルを円に戻すと手元には97円しか入りません。この1円分が損益となります。
ドルを買った時と売った時に発生する利益または損益を、為替の差益といい、FXはこの差益を狙っていく投資ということになります。
”日本円でドルをできる限り安い値段で買って、ドルが高くなってきたらそのドルを売り日本円にする”といった初心者でも誰にでもわかる単純明快な取引です。
また高金利といえる通貨を買って、低金利といえる通貨を売った際に発生する金利差『スワップ金利』を受け取ることができるのは、FX特有な特徴といえます。
更には、円高になったとしても円安になったとしても利益を得ることができる仕組みにもなっています。
買いでなく売りから入るトレードもできるというわけです。
所有していない通貨を売って、別の通貨を買うといったトレードという場合でも差益を受け取ることができるということです。
(※但し、高金利の通貨を売って低金利の通貨を買った場合には、金利差分の利息(スワップ金利)を支払わなくてはなりません。)
取引する通貨がその他の通貨と比較して価値が上がるのか、価値が下がるのかを分析・予想していき、価値が上がると予想したら買い注文、価値が下がると予想したら売り注文を出すのです。
円の価値が下がっていく状況においても円の価値が上がっていく状況においても利益を得られるということになります。

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