スワップ金利について

イミミン

2009年11月03日 13:05

スワップ金利(スワップポイントともいっています。)の説明をしていきます。
初心者には理解しやすいオーソドックスな取引なので、しっかりと理解して下さい。
金利の低い通貨を売り、金利の高い通貨を買うトレードを行った際に『金利差分を受け取れる』といった仕組みのことです。
例えば、円を売って1万ドルを買った時の米国の金利が4.75%、日本の金利が0.5%と仮定します。
4.75%-0.5%=4.25%がスワップポイントとなります。
スワップポイントは1万ドルにつき年間で425ドル、1ドルを100円とすれば、日本円で42,500円となります。
これを日割りで計算すると42,500円÷365日=約116円となります。
1日につき約116円のスワップポイントが受け取れるということになります。
スワップポイントは日々変動します。外為業者では通貨ペア毎に一律で設定している場合がほとんどで、業者間で多少の差があります。
FXでは、売買した通貨の金利差の調整が毎日発生します。高金利の通貨に投資してスワップ金利を得る。これを毎日の収入源としている方も多いようです。
こうした運用方法を『スワップ運用』ともいい、初心者がFXをはじめる場合のオーソドックスなトレード手法といえます。
スワップポイントの高い業者を選択することが基本です。
信頼性がありサポート体制も充実している業者を選択することが大切で、1,000通貨単位からトレード可能な業者もありますので、少額での投資を試してみたい方にはオススメかと思います。
スワップ金利で利益を得るためには、長期の保有が前提となってきます。金利の高いポンドや豪ドルなどを買い、スワップ金利と為替差益の二つを狙う手法もあります。
しかしながら、このような高金利国の通貨を買った場合でもリスクはあります。
スワップ金利を得ようとした場合には為替相場の変動の仕方によっては、損失が出てしまうリスクもあるということを知っておいて下さい。
例えば、ニュージーランドドルは高金利であることから日本の投資家にも人気があります。
しかしながら、もともとニュージーランドドルのマーケットはさほど大きくもなく、その為に大口の注文が発生した場合には、為替相場が一方向に動きやすくなってしまうという特徴があります。
高金利通貨を持っていると、スワップポイントが得られるという安心感から、為替相場の変動により多少の損失が発生したとしても「すぐに戻るだろう」という希望的観測の気持ちになってしまいがちです。
急激な円高になってしまうという場合では、今まで貯めてきたスワップポイントが一度になくなってしまったということもあり得ます。注意して下さい。

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